病気のはなし

多発性硬化症が発覚するまでの経緯その②人生初の脳神経外科

整形外科の看護師さんから教えてもらった住所をたよりに人生で初めて脳神経外科を訪れた。

自宅からは車で50分くらいで結構な田舎にあるその病院は、結構大きな病院でスタッフは20人くらいいたと思う。

受付で事情を説明して順番待ちをしている間、左手は相変わらず自分の意志とは無関係に動いたままだった。

右手は何も以上もなく、フラつきもない。

しばらくすると名前を呼ばれて、診療室に入り先生と対面した。

受付で話した内容を伝え、左手の感覚はどんな感じなのか、左手以外に異常は感じないか、目が見えにくいとか、視界に歪みを感じたりしないかとか色々質問された。

10分くらいの診察を受けて、そのままMRIを撮ることになる。MRIも人生初だ。

閉所恐怖症はないかとか、体にプレートなどの金属は入っていないかとかの質問に答え、そのままMRIに突入。

どんなもんなのかなと思いつつ機械に入り、撮影を待っていると「ガタガタ!ピーピーッ!」というまるで工事現場の様な音が大音量で鳴り響いた。

MRIに入ったことなかったのでかなり面食らった。趣味でパチスロをやるのだが騒音が好きじゃないのでいつも耳栓をしている自分からすると結構なストレスだった。

あ~こんなことなら耳栓持ってこれば良かったなぁとか思いつつ、だいたい20分くらいで撮影終了。

撮影が終わってすぐに診察室に呼ばれて入室すると、先生の目の前には今撮影したMRIの画像が貼り出されていた。

自分の脳画像なんて初めて見るのでよくわからない。何かおかしなところがあるのかもわからなかったが、いくつかある白いモヤモヤが気にかかった。

先生からの詳しい説明を待っていたんだけど、先生はMRIの感想やこの病院までどうやってきたのかとか自分からするとどうでもいいような話ばっかりで説明をしようとしなかった。

耐えかねて自分から「なんか厄介な病気ですか」と聞くと、「来週の何曜日これますか?」と逆質問。

イライラする気持ちを抑え「どうしてですか?」と聞くと、来週の○曜日に大学病院の先生が来るからその先生と診断したいと言い出した。

まったく説明しない先生に対して怒りが湧いたけど、聞くしかない。

「じゃあその日にまた来ますが、これは1週間も放置しておいて大丈夫なものなんですか?」と聞くと大丈夫とのこと。

医者が言うなら大丈夫なんだろうなと思い、来週の予定を確認しつつ家路についた。




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